みなさんこんにちは。
温泉利用指導者で健康運動指導士の岩渕です。
今年の夏は7月が涼しく、8月は猛暑となり夏の疲れがどっと出てくるころではないでしょうか。
ということで・・・
今回のテーマは、「疲労回復に効く入浴法」です。
今回は、さらに3つテーマに分けてご紹介いたします。
1. 入浴による疲労回復のメカニズム。疲れた日にはお風呂に入ろう
2. 夏に溜まった疲れと夏の終わりの入浴法
3. 夏疲れで弱った肌を癒す、入浴法と入浴後のスキンケア
~入浴による疲労回復のメカニズム。疲れた日にはお風呂入ろう~
結論から申し上げますと、お風呂に入る(入浴)だけでOK!
なぜ入浴すると疲労回復につながるのか。
メカニズムを紹介いたします。
メカニズム①【温熱作用】
お湯に浸かることによって体が温まります。
すると毛細血管が広がり血液の循環が良くなります。
すると血液はもちろんのこと、
老廃物や疲労物質なども一緒に流され疲労回復を早めるとされています。
メカニズム②【静水圧の作用】
お風呂に入ると、水圧がかかります。
静水圧がかかったシチュエーションを分かりやすく例えると、
お風呂に入浴した瞬間に、「ふぅーっ」と息が漏れる瞬間からです。
胸部にかかった水圧で肺の中の空気が押し出され時にでる「ふぅーっ」なのです。
全身浴(肩まで浸かる)を行うと全身に水圧がかかります。
さらに、水圧は水深が深くなるほど高くなります。
ですので、下半身にかかる水圧は大きくなり、水圧の低い上半身へ流れやすくなります。
結果的に、心臓へ返ってくる血流量が増えることにより、
老廃物が混じった古い血液と栄養と酸素を取り込んだ血液を循環させることになります。
メカニズム③【浮力】
「浮力」というワードは聞いたことが多いと思います。
普段私たちは陸上で生活をする際には、重力を受けています。
この重力から解放されることによって、筋肉や関節は頑張らなくてよくなり、リラックスできます。
入浴法は、全身浴がお勧めです。
肩まで浸かる「全身浴」の場合には、体重の80%の付加が無くなります。
みぞおちくらいのまで浸かる「半身浴」では、50%くらいです。
心臓に負担をかけたくない方は、半身浴がお勧めです。
いかがでしょうか?
もう、これだけでも十分入浴するだけで疲労回復につながることは、わかっていただけたと思います。
~夏に溜まった疲れと夏の終わりの入浴法~
夏の疲れは夏の終わりに。
前回のブログでもお話しさせていただきましたが、夏の疲れの正体は、
‟自律神経の乱れ“とお話しさせていただきました。

少しずつ昼の時間が短くなり、朝晩の気温も過ごしやすくなってきています。
ここで、しっかり1日の生活リズムを整える事が大切です。
入浴法
ここで最も大切なことは、睡眠の質を上げるために入浴する。ということです。
・睡眠の2~3時間前には入浴を済ませる。
・40℃ぐらいのぬるいお湯で10分から15分ゆっくり浸かる。
まずは、これだけ試してみてください。
生活のリズムを整えることが最優先になります。
~夏疲れで弱った肌を癒す、入浴法と入浴後のスキンケア~
夏の肌トラブルと言えば、日焼けと汗ですね。
こちらも結論から申し上げますと、肌も水分補給が大切ということです
例によって日焼けメカニズムから説明すると、
日焼けによって肌が黒くなることは体の防御でもあるということです。
紫外線は黒い色素に吸収される性質があるので、
次に紫外線を浴びても体の細胞が壊れないようにメラニンを生成し、防御します。
メラニンは悪いものと言われがちですが、これも体を守るための生体反応だということを理解しておきましょう。
また、紫外線によって肌の細胞が壊されると、知覚神経が角層の下まで伸びてきてしまうと肌が敏感になり、
衣服やちょっとした肌への刺激で痒みを引き起こしてしまいます。
そして、汗ですが、よく聞くのが「あせも」ですね。
汗をかく量が多すぎて、肌から排出しきれず炎症を起こしてしまったり、
汗自体は肌を守る役割も持っているのですが、大量に汗をかくため、
成分に含まれる、塩分・乳酸・尿素などの老廃物が肌の刺激となり痒みなどの炎症を引き起こすことがあります。
スキンケアのポイント①
日焼けしたその日は、冷やしましょう。
日焼けとは軽いやけどをした状態です。
まずは冷やして炎症を抑えることを優先させましょう。
あせもなどは、ぬるい温度(40度~38℃)で肌への刺激を抑えて入浴する方がお勧めです。
熱いお湯(42℃以上)に入ってしまうと、交感神経が過敏になり、痒みが増してしまう可能性もあります。
スキンケアのポイント②
日焼けした日は絶対ですが、その後も日焼けした肌は乾燥しやすくなっています。
入浴する際は、保湿系の入浴剤をお勧めいたします。
冬になると乾燥肌用のミルクのような入浴剤が沢山でますね。
ここでの注意点は、肌刺激が少ないものを選ぶということです。
足や顔、腕などは自分で保湿できるのですが、背中の部分を一人で保湿するのはなかなか難しいです。
なので、お風呂に入りながら保湿してしまいます。
入浴後はできるだけ早く、早ければ早いほど良いですが、保湿をしてください。
10分以上放置してしまうと入浴前よりも乾燥してしまうことがあります。
【おまけ】温泉地に出かけると、精神的な疲労が和らぐ!?
えのすぱの温泉は、保湿に優れた塩化物泉(正式名称:ナトリウム-塩化物強塩泉)です。
これから来る冬の乾燥肌シーズンにも最適です。
また、転地療法といって、観光地や温泉地など日常とは異なる場所に行くことで、気分がリラックスします。
温泉地など自然が多いところでは、自然療法やクナイプ療法などといって自然が治癒力を高めてくれます。
ぜひ、ご活用ください。
最後までお読みくださりありがとうございます。

健康のこと、温泉や入浴のことなどご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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